ニーチェの馬
お花見のあと、同じ福島市内の映画館で
「ニーチェの馬(原題:A torinói ló)」という映画を観ました。
※とりあえずニーチェは出てきません。
荒涼とした大地に生活する親子の日々を
ただもう色んな角度から撮したモノクロ映画です。
貧しさや不自由さがこれでもか!というほどなのに、
それらがまた少しずつ増えていく様子はつらい。
でも本人たちは淡々と過ごしている。足掻くことはしない。
というかできないのかもしれない。
※ドキュメンタリー映画ではありません。
ニーチェ的な思想がところどころにちりばめられていて、
意図せんとすることはわたしにはほとんど分からないけれど
ゆったりとした苦しさのある映画でした。
この親子は生まれ変わってもこの生活をしなければならない。
Yくんは哲学を専攻していただけあって
わたしよりももっと深いところを見ていたようです。
それにしてもじゃがいもが食べたくなる映画だなー(笑)。