危険なプロット
「危険なプロット(原題:Dans la maison)」を観ました。
フランソワ・オゾン監督のフランス映画です。
国語教師ジェルマンと、男子生徒クロードの書いた作文、そしてその作文の登場人物であるクラスメイトの家族をめぐる奇妙で狂気をはらんだ関係を描いたストーリーです。
もー、なんと言ってもクロード役のエルンスト・ウンハウアーの色気がすごい!
クラスでは目立たない大人しい子という設定でそれこそ最初は冴えないんだけど、ストーリーが進むにつれ表情がつやっぽくなっていく!
口の端だけでニコリともニヤリともつかない笑顔を作るのなんてどこか危うさすらあって、ドキドキが止まりません(*_*)←
そして、「ベニスに死す」のタジオに似ていると思ったのはきっとYくんとわたしだけではないはず。
タジオが天使だとしたらクロードは悪魔だけどw
エルンストくんの容姿についてばかり述べてますがストーリーもかなり面白かったです。
展開にハラハラさせられつつも、観ているうちにジェルマンと同じように物語にハマってしまう感覚。
ところどころでユーモアも効いていてシリアスなシーンとのバランスも良かったと思う。
とりあえずエルンストくん目当てで観ていただきたい映画です(^o^)
オススメ度 ☆☆☆☆☆(5/5点)