ニンフォマニアック
先日、「ニンフォマニアック(原題:NYMPH()MANIAC)」という映画を観てきました。
Yくんが好きな、ラース・フォン・トリアー監督の最新作です。
わたしはこの監督の作品を観るのは初めてですが、Yくんから「アンチクライスト」や前作「メランコリア」のあらすじなどは聞いていたし、今回の映画も公式サイトで予告動画を見ていたので、なかなかハードなことは予想していました。
ちなみにvol.1とvol.2の二部構成となっており、どちらもR-18指定です。
主人公であるジョーという女性の生い立ちから現在に至るまでを描いていて、vol.1とvol.2を合わせて4時間を超える作品ですが飽きることなく物語に引き込まれます。
端的にいえば、ひどい悪夢のようなストーリーです。救いのない感じ。
しかしその辺はこの監督ならではなのかと予想されるのであまり言及しません。
唯一の救いはこれは本当に悪夢(映画)であって現実にはだれも存在しないという点でしょうか。
全8章からなる構成によって起伏に富んだ表現になっています。
ただ性描写の占める割合がとてつもなく多い映画なので、哲学的でドラマティックなストーリーながらもすごくオススメはしかねます。
俳優陣では、若いころのジョーを演じたステイシー・マーティンがかわいらしい顔立ちで、すらっとした四肢も印象的な美しさでした。
ジェローム役のシャイア・ラブーフも整った容姿に色気があって好きです。
映画館に行くのはとても久しぶりのことでうきうきしました。
隣県まで出向いたのですが思いのほか近かったのでまたそのうち行きたいです。
予告で観た「ストックホルムでワルツを」が好みの感じだったし、次に観るとしたらそれかなーと考えています。
オススメ度 ☆☆☆★★(3/5点)